国際コンテナターミナル ディーゼル燃料添加剤試験導入のお知らせ

各社、各位におかれましては、日頃より当スタンドの給油に際し、作業の安全への積極的なご協力をいただいておりますことを深謝致しております。

当スタンドでは、かねてより安全作業の徹底のみならず、海洋・地球環境保全に真剣に取り組んでおりますが、特に大気への環境負荷のさらなる軽減、大気汚染防止、クリーン化については、継続的な改善取り組みを行っています。

こうした活動の一環として、東京国際コンテナターミナル地区における環境保全を目的に、同ターミナル燃料スタンド用タンクのディーゼル油に、バイオ系燃料油添加剤の試験導入を開始することと致しましたので、ここにお知らせ致します。 (試験期間は平成17年4月1日より 3ヵ月の予定です。) 今回の導入は、当社ターミナルの荷役機器(ディーゼルエンジン)を対象として実施するものですが、燃料スタンドにて給油していただいているディーゼル車両全車も必然的に同一のディーゼル油をご使用頂くこととなります。

このバイオ系燃料添加剤(Lubricon A-112D アジアネットワーク(株)製)は、給油前の燃料油にあらかじめ添加し、良質なバイオ燃料に改質・改良された燃料油によって低温での高燃焼を可能とすることで、効果的な低公害化を実現するものです。排気ガス中の煤煙、SOx、COなどの有害物質の低減はもとより、本年4月より強化される予定のPM(粒子状物質)の排出規制値0.18g/kwh(ディーゼル車2.5トン以上)までも確実に下回ると目されており、さらに使用車両全車の燃料消費量が低減されることで、CO2排出量の総量削減の実現も見込まれています。

ディーゼル車については、東京都による粒子状物質減少装置(DPF)の装着指定の例がありますが、ご承知の通り、装置取付けによるパワー減少、燃費悪化、エンジン不調などのダメージが装着車両に多く見られるのも事実です。すでに装着済み車両のこれらの症状についても、同バイオ燃料の使用によりクリーン化の傾向が見られ、継続使用により、装置の併用までも可能となるなど、大幅な改善が検証されています。 就きましては、当スタンドにて給油される場合は上記ご了解の上給油頂きたくお願い申し上げます。

なお今回の導入は、東京国際コンテナターミナル地区の環境保全を目的として試験的に導入するもので、価格改訂など皆様に新たなご負担を求めるものではありません。
また本添加剤は、既存燃料油の改善に寄与するもので、決して使用車両に悪影響を及ぼすもの ではないことを申し添えます。

以上、何卒皆様のご理解とご協力のほど、お願い申し上げます。

株式会社 商船三井
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